資産運用

2021年1月 我が家のサイドFIRE計画とトリニティスタディ

『早期退職して、自由に生きたい。好きな時間に起きて、好きなことして、家族との時間を大切にして。。。』

誰しもが一度は思ったことあるのではないでしょうか。

我が家の場合、夫がサラリーマン、妻がパートということで「早期退職なんて無理」と思ってました。

というより、早期退職なんて考えたことすらありませんでした。

しかしながら、昨年から金融リテラシーを高める中で「サイドFIRE」という世界があって、

少し働きながら、ストレスなく生活を送ることできるというライフスタイルがあることを知りました。

サイドFIREについて

まずはサイドFIREの前にFIREについて、簡単に説明です。詳しく知りたい方は引用元をご覧下さい。

FIREとは「Financial Independence(経済的自立), Retire Early(早期退職)」の頭文字で、端的にいえば「早期退職して、お金のためにヘトヘトになるまで働く縛りから自分を解放する」というライフプランや概念を指します。

労働に縛られ続けない人生「FIRE」とは?セミリタイアに必要な資産 | 未来想像WEBマガジン https://miraisozo.mizuhobank.co.jp/money/80216 #miraisozo_web @miraisozo_webより

考えるだけでワクワクする内容ですよね。

しかしながら、一般サラリーマンにとってFIREは少しハードルが高いのではないかというのが私の感想です。

次に、

サイドFIREとは、生活費の半分は株の配当や不動産収入、残りの半分は働いて稼くというものです。

FIREではなく、サイドFIREを選択する理由としては、下記があげられます。

  1. FIREに比べると必要な資金が少額なため比較的早期に実行できる。
  2. 仕事が好きで今後も続けたい。
  3. 時間や収入面の条件からFIREに必要な資金が貯められない。

私の場合は、FIREの資金を貯める前に定年を迎えそうなので、

「3」の資金不足がサイドFIREを選択した理由になります。

あと、ストレスなくボケ防止程度には労働はしたいという思いはあります。

で、次にどのくらい資産があるとサイドFIREできるの?ってなるかと思います。

その資産額を算出するための考え方の一つにトリニティスタディがあります。

トリニティスタディについて

トリニティ・スタディーは、元々、高齢で退職する人々が築いた金融資産をどの程度の割合で取り崩して行けば、死ぬまで(失礼)金融資産が持つのかという研究です。

【トリニティ・スタディーとは】FIREするための4%ルールとリスク対策 - いつかFIRE—経済的自立と早期リタイア— https://www.itukafire.com/what-is-the-trinity-study/ #いつかFIRE @hirano_mugiより

1998年に米国トリニティ大学が発表した論文が由来になっているそうです。

■トリニティスタディ(1998年) 
株式50%、債券50%のポートフォリオで4%取り崩しても40年後に資産が残っている確率は86%(現金だと4%取り崩せば25年で残高はなくなる)。
例)3000万円を4%相当の120万円を30年間使い続けたら、30年後に中央値で残高が2億4000万円になっているシナリオもある(1926年-1970年で算出)。

簡単にいうと、株や債券で3000万円の資産があった場合、毎年120万円づつ使ってもなくならない可能性がかなり高いっていう内容です。

きちんとした論文で、株や債券の比率を変えた計算等もあります。

我が家のポートフォリオは債券0%ですが、今後、債券のETFの購入も検討する必要がありそうです。

次のステップでは、サイドFIRE時の毎月の生活費用等を具体的に算出します。

サイドFIRE時の資産額算出(本当にできるのか?)

 今回の算出条件としては、子供が大学を卒業するのが2038年なので、この時期に仕事を辞めるにはどれだけの資産を用意する必要があるか検討してみました。  

  • 算出の条件
  • 2038年に会社員を辞める。
  • 現資産は1000万円。
  • 毎月の支出は25万円。

毎月の支出を25万円とすると、2038年で必要な資産は7500万円(12か月×25万円÷4%)です。

我が家の年間目標積立額は、200万円(私60万,妻60万,子80万)なので、

それを年利4%で17年間継続すると、約6830万円貯まります。

複利の効果が効いてる。。。すごいな複利効果4%。。。アインシュタイン。。。

6,830万円を4%の利回りだと、毎月23万円(年間273万円)使える計算となります。

なので、子供が大学卒業後の生活に必要な25万円の生活費に足りないのは2万円となります。

えっ、それだけで良いの?と思い、計算式を見直しましたが間違ってなさそうです。

今回の条件であれば、毎月2万円を稼げば、好きなアルバイト等をしながらストレスなく働きながら生活できそうです。

まとめ

・今回はトリニティスタディを基に、我が家のサイドFIREの可否を検討しました。結果、複利4%で資産を積上げれば、2038年には達成できる可能性がかなり高いことが分かりました。

しかしながら、まだまだ不確定要素も多々あるため、定期的に我が家のサイドFIREに向けた計画をメンテナンスしていきたいと思います。

  • 課題(備忘メモ)
  • 生活費を25万円としたが、本当に必要な支出を算出する必要がある(money fowardを活用し算出中)。
  • 給与の増減と生活費(住宅ローンや入学金などの臨時の出費)の増減を加味する。
  • 65歳以降?は公的年金の受給があることを加味すれば、サイドFIRE時の資産額は緩和される。
  • 副業等で副収入を得られるようにすると、サイドFIRE時の資産額は緩和される。
  • 家族構成の変化(第二子の誕生)
  • 年間の貯蓄額を200万から向上させる。

ご覧いただきありがとうございました。

  • この記事を書いた人

いしたろう

▶一級建築士。
▶住宅の現場監督。
▶2019年に住宅購入。
▶S&P500を中心に資産運用中。
▶2038年にサイドFIREを
 目指しています。

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