2019年8月に新築した我が家に引っ越しまして、1年以上が経ちましたので、太陽光発電による売電の効果を確認してみました。
■太陽光発電の概要
設置目的:趣味7割で投資要素3割。停電時のバックアップ。
イニシャルコスト:1,266,840円(税込,設置費 等込々)。
メーカー:ネクストエナジー。
発電容量:6.51 kw
■発電量について
メーカー算出年間発電量:7,638kW
2019年9月~2020年8月の実績:5,897kW(実績比77.2%)
車の燃費みたいなものなので、メーカーの提示している数値よりは乖離することがわかりました。
■売電金額について
2019年9月~2020年8月の実績は141,528円。
仮に10年間、この金額をキープできれば、9年目でイニシャルコストを回収できる計算になります。
イニシャル1,266,840円 < 累計売電料金1,273,752円(141,528円×9年)
ただ、設備の経年劣化に伴い、発電量は下がっていくのだろうと思います
■収支について
今回、仮に1年目の売電料金(141,528円)が20年間継続する(電気設備の寿命が楽観的に見ても20年までと想定)というかなり楽観的な数字で収支を計算してみました。下記表のオレンジ色の線が太陽光発電の収支を示します。
次に、比較対象として、太陽光発電のイニシャルコストである1,266,840円を年利4%(複利)で投資した金額を示したのが青色の線です。

参考ですが、設置した当時の私はマネーリテラシーが低く、S&P500等の投資信託やETF、複利の効果等を全く知りませんでした。ほんの少しだけ高まった現在の知識があれば、太陽光発電設備は設置していなかったかもしれません。
■1年目の結論
・家族で毎月の発電量・売電料金を確認するのは楽しいので、設置して良かったと思っている。太陽光発電とエコなことをしているという満足感。
・我が家の条件であれば、投資としては利回りが良くない。しかしながら、アロケの資産分散効果は高まっているのは事実で、ポートフォリオの強化にはなっている(と思う。ポジティブ。)。
・今回の1年目の確認結果には、楽観的な将来への観測、比較対象の年利4%が想定であること、20年後の太陽光発電設備が発電できているのか 又は 故障しており撤去費用がかかる負の遺産となっているか、等々の不確定要素が多々ある。
以上です。ご覧いただきありがとうございました。